釣り始めＰＡＲＴⅡ（笑）

松山沖テンヤで狙うタチウオ。

今回は黒岩フイッシングサービス。

状況をお聞きすると年末から食いが落ちてきており正月寒波でさらに状況は悪化。

昨日はいい人で２０本ほどだとか。

３０人あまりでねらっていい人で２０本なら

大半の方は１０本前後…
　

今日までお休みという方が多いようで朝からお客様でごった返している。

３隻の船に割り当てられ分乗。

７時　出船。

１時間ほど走って最初のポイント到着。

まだ船団はできておらず船は２，３隻。

ポツポツとヒットするが食いは良くない。

１時間ほどで５匹釣れたが他の方はほとんど釣れていない。

気が付けば３０隻ほどの船団になっていた。

しかし食いがいいから集まってきたという感じではなく

先月末のよく釣れていた頃の残りを狙っているような感じ。

とりあえず少しはまだ釣れるだろうからここでやってみましょうみたいな。

アタリもないわけではないが釣れそうな気がしない。

このままでは昨日同様ジリ貧になりそうだったせいか

船頭さんは船団を離れて食い気のある群れを探す旅に…

守りに入らず攻めに出た。

かなり走っては仕掛けをちょっと入れて反応なし

また走っては …　反応なし

さらに走っては …　反応なし

結局昼の１２時まで釣りをした時間は1時間ほど

あとはひたすら移動・移動・移動…

午前中の釣果船中１２人でタチウオ１０本以下(>_<)

大半の方はボーズ。

このままクルージングで終わるのか？

撃沈モード全開で船上の空気も重い。

何ヶ所目かでついにやる気のある群れを発見か？

指４～５本サイズの良型がポツポツ揚がり出した。

いい感じになって流すたびに当たってくる。

映りもだんだんよくなってきているよ～ということで

ようやく釣り人の活性も上がってきた。

本日のエサは冷凍庫の在庫処分セール

前回の残りや地元のスーパーで買ったイワシ　いつ買ったか分からないイワシ …

テンヤ釣りで特に大切なことは

・誘い　…　動と静メリハリを付けるが激しすぎないように弱ったイワシを演出する。

・タナ　…　底から１０～２０ｍが基本だが釣れている人に合わす。船頭さんのアナウンスをよく聞いて。

・合わせ　…　コツンの次の竿先のテンションがわずかに抜ける食い上げアタリで合わせて掛ける。

・エサ選び …　ウルメ＞＞＞マイワシ＞＞＞サンマ＞＞＞アジ　大きい方がいい。

・エサ付け　…　食いついてくる腹には針金を巻かないようにまっすぐになるように付ける。

大きいイワシは頭を取って

頭の近くを５，６回しっかり巻いて

しっぽの方へ背中側にバッテンたすき掛けになるように

タチウオが食いつくお腹側には巻かないように

こんなふうに丁寧にグルグル巻きにするとエサ持ちはいいが

目のいいタチウオは針金を嫌いアタリは半分以下に減る。

腹の部分を大きく開けるとイワシを食いちぎられやすいが

アタリが出ないことには話にならないので。

今日の群れは小さいようで船がポイントからずれるとすぐに立て直し。

小さい魚群にきっちりと船を立ててくれるので

はいどうぞ～　と言われてテンヤを落とすと必ず当たってくる。

時合いは潮止まりから引き始め　１３時から１４時。

水深７０ｍ前後で

底から１０～２０ｍのレンジで当たってくる。

ヒットした方からどのタナで当たったか聞いて

そのレンジで誘うとたいてい当たってくる。

仕掛けを落とすたびに必ずアタリがある。

今日は後ろ流れのようで艫が潮先。

順番に後ろの方から当たってくる。

ミヨシの私はスーパー後流れ。

他の方に釣り負けないようにアタリをとることに集中。

一般的な魚のアタリのようにグッと押さえ込むアタリは少なく

それで合わせてもほとんど掛からない。

コツッと前アタリがあって

次の瞬間フッとわずかではあるが竿先のテンションが抜ける食い上げアタリで

合わせばフッキング率は格段に向上する。

今日も８割はそのパターンで掛けた。

１隻でやっていたがいい感じで当たってくるので

黒岩３隻勢揃い。

バラシやスカ合わせも結構あったが

このポイントは平均サイズがよかった。

無謀にもタチウオ釣りで８０Ｌクーラーとは。

潮が速くなってアタリも途切れてきた。

１５：３０納竿。

イワシのおこぼれを狙って

たくさんのカモメが見送ってくれた。

午前中はどうなることかと思ったが

午後からの時合いで何とか帳尻合わせ。

伊予灘のタチウオは３月いっぱいは狙えるが

テンヤで大型が釣れるのはあと少しの間。

それにしてもタチウオ釣り楽しすぎる。

本日の釣果　タチウオ　～１１０ｃｍ　２９匹